薬草

薬草の島 沖縄

薬草の島

薬草の島 沖縄

健康と長寿で有名な沖縄。その秘訣と言われる多くの薬草が健康と長寿に一役買ってきました。豊かな気候と特殊な風土が育む様々な野草や野菜は、主に食文化に、また薬用として、今も昔も変わらず活用されています。
ここでは沖縄の野草・野菜を中心に、健康と長寿の「ぬちぐすい」である薬草を紹介したいと思います。 「ぬちぐすい」とは、沖縄の方言で「命の薬」の意味です。薬草はもちろんのこと、美味しい食事も遊びも、歌も踊りも全部ひっくるめて「ぬちぐすい」です。長寿の秘訣は本当はこんな考え方にあるのではないかと思います。

薬草茶の煎れ方
 1.沸騰したお湯に、片手で軽くひとにぎり(5〜10g)の薬草を入れます。
 2.煮出す時間は、5〜10分程度が目安ですが、好みや目的に応じて調節します。樹皮や根茎、などは成分が浸出しにくいので、軽く砕くか、煎じる時間を長くします。薬草を煎じる場合は、鉄や銅などの金属製のものは避けます。
薬草に含まれる有効成分と金属が化学反応を起こしやすく、薬効を減少させたり、薬草本来の風味が損なわれることがあります。
主な薬草の紹介をします。

アカメガシワ(はまゆうな)
腸壁の腸平滑筋に作用し、腸の緊張を高め、便秘、下痢、または便秘下痢交替などの便通の異常を整える作用が見出されています。

アロエ(ぬがい)
アロインという苦味成分は腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、毛細血管の弾力を取り戻し、血圧を下げる効果があります。また、健胃、便秘解消、血糖値の正常化、免疫力の向上等さまざまな効能があります。外用薬として、ゼリー状の葉肉には火傷、日焼け、熱さましの作用もあります。

ウイキョウ(イーチョーバー)
消化酵素の分泌を高め、消化吸収を促進する作用があるので、消化不良、  腹痛に効果があります。胃腸のなかのガスを出す効果もあるので便秘にもききます。空腹時にフェンネルの種をかむと息がさわやかになり、空腹感を抑えてくれます。

紫うこん(紫うっちん)
胆汁分泌促進作用、胃潰瘍形成抑制。胃液分泌減少、消化不良、胃もたれ、腹痛、下痢、アレルギー性鼻炎、喘息、腎臓病、冷え性等、実に多岐に見られます。

秋うこん(うっちん)
二日酔い、肝機能強化が認められます。その他、胆汁分泌促進作用、胃液分泌促進作用、肝臓病、糖尿病、心筋梗塞等の改善。

春うこん(春うっちん)
胆汁分泌促進作用、コレステロール溶解作用。血液の流れをスムーズにし、浄化します。肝機能障害、二日酔い、胃潰瘍、胃弱、黄疸、胆石等改善されると言われてます。  

オオバコ(ふぃらふぁぐさ)
咳止め、下痢止め、眼病、整腸、利尿、黄疸、淋病に効果があります。オオバコを利用した様々なダイエット食品はオオバコ科のサイリウムという植物を利用しています。 

ギンネム
すぐれたマメ科の牧草であるアルファルファと同程度のタンパク質(約25%)を含み、ビタミンK、カロテン、カルシウム、リン、マグネシウム、カリウムが豊富。

グアバ(バンシルー)
抗酸化作用、抗菌作用、糖尿病、下痢止め、虫下しの他、血糖値の上昇を抑える効果があります。

月桃(さんにん)
月桃の実(種子)は漢方薬として、健胃整腸・消化不良・嘔吐・下痢・虫下しなどに用いられています。また、お茶には鎮静効果 があるとされています。近年の研究では美肌効果があることが報告されています。

サルカケミカン(さらかちゃー)
ぜんそく、咳、風邪、滋養強壮に効果があるといわれています。樹皮をけずったものを煎じて、一日6〜10gほどを服用します。

トウガラシ
食欲増進、食塩摂取量を低下させる、血行促進、抗酸化作用、エネルギー代謝促進、体力・持久力を高めるなどの効果があるといわれています。

ニガウリ(ごーやー)
ビタミンC、β-カロチンやビタミンB1、またカリウム、リン、鉄分などミネラル類も豊富。夏バテ、疲労回復、精神安定、糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満・ダイエットなどに効果があります。

ノニ
糖尿病、高血圧、心臓病、関節炎、結核,老化の予防・治療。 成分の一つ、プロキセロニンは細胞の活性化、つまり弱った細胞の再生を促して機能を正常に保つ働きをします。免疫を強化する物質を増加することも確認され、抗ガン作用にも注目されています。また、鎮痛効果も高く、ストレスや不眠など精神的な症状にも効果があるといわれています。

ハイピスカス(あかばなー)
ポフェノールの薬効として、脳卒中、心筋梗塞、狭心症、動脈硬化を防ぐ効果があります。高い抗酸化作用があり、糖尿病、生活習慣病の予防が期待されます。アントシアニンはブルーベリーに多く含まれている成分で疲れ目、視力低下の改善に有効です。

パパイヤ(ぱぱやー)
パパインという酵素物質により胆石を小さくしたり、貧血を回復したりダイエットや美容、しみそばかすの除去にも効果が見られます。脂肪分解、鎮痛作用、抗菌作用、消炎作用、血圧降下等に効果があり、また糖尿病やアルツハイマー、痴呆の予防にも期待出来ます。

ハイハツモドキ(ふぃふぁち)
薬効は健胃整腸、食欲増進など。また、生の実を炒って粉にしたものは、腹痛や通 風、腰痛の治療のために用いられていました。

ヒヤミレモン(しぃくぁさー)

栄養価は非常に高く、ビタミンC、ビタミンB1、クエン酸を多く含みます。また、フラボノイドの1種であるノビレチンが、他の柑橘類に比べて2〜10倍も含まれておりこれには血糖値や血圧上昇の抑制効果 、がん細胞の増殖抑制作用、抗炎症作用などの効果があることが認められています。

びわの葉
緑の葉は昔から胃腸の働きを整え、痰を切り、咳を抑えるといわれてきました。その他、関節炎、神経痛、皮膚炎、腫れ物、淋病、熱病、利尿に効果があるとされています。また、風呂に入れて入浴すると、アセモ・カブレに有効で、アトピー性皮膚炎にも有効です。

マツの葉
効能としては、血管を強くして、血液の流れをよくし、動脈硬化、心筋梗塞、高血圧、ボケ、脳卒中を予防します。 また頭部の血行も促進しますから、頭皮と毛髪に栄養が行き渡ることにより、抜け毛を防ぎ、育毛を促進します。

ヨモギ(ふーちばー)
解熱・神経痛・リュウマチ・子宮出血・老人婦人諸症・吐血・下痢・喘息・貧血・腰痛・痔などに効果 があると記されています。切り傷には生の葉の青汁を塗るとよく、嘔吐や下痢には、乾燥させた葉約10gを1リットルの水でよく煎じて飲むとよいとされています。入浴剤として使うと、汗疹や皮膚のさまざまな症状に効果があるといわれています。


アカメガシワ(はまゆうな)


アロエ

ウイキョウ(イーチョーバー)

春うこん(春うっちん)

ノニ

パパイヤ(ぱぱやー)

マツの葉

月桃(さんにん)


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